
せきぐち歯科の治療理念
私たち、せきぐち歯科医院は「一生自分の歯で・・」を治療理念に掲げ、「できるだけ歯を抜かない治療」を目指しています。
歯は人間が楽しく、健康で生きていくために必要不可欠な大切な「臓器・歯臓」です。 歯は食べ物を噛み砕き、すりつぶす為だけではなく、自分の歯でしっかりと噛むことは脳細胞の活性化にも繋がり、運動能力や学習能力の向上にも大きな影響を及ぼします。
私達はお口の中に髪の毛一本でも入るだけでもそれを感じ取ることができます。それは人間の感覚器官のなかでも最も優れた「センサー」の役割を歯が担っているからです。
「歯を抜く」ということは「食べることができなくなる」というだけではなく、「人間の感覚機能も失う」ということに繋がります。
しかし、不幸にも歯を失った場合でも、自分の体が持つ生体機能をできるだけ利用しながら、お口の中の健康改善を目指します。

また当院ではインプラント治療はお勧めしていません。その理由の一つに、インプラント治療は「歯を抜く」「歯を失う」を前提として行う治療ですので、私達の「一生自分の歯で・・」という理念とは全く真逆の治療といえます。また、インプラントによる不具合、後遺症、事故などを訴え、当院にご来院される方も少なくありません。
どんなに成功したインプラントでも「自分の歯に勝る物は無し」
私達は皆さんと共に歩む「一生涯大切な歯臓を守るパートナー」として有り続けたいと思います。
何故、私達が1本の歯にこだわるのか。皆さんは幼い頃、お父さん、お母さんに、「寝る前にはちゃんと歯を磨きなさい」と言われた経験はないですか。 私達は小さい頃から「歯は大切なもの」と自然に教えてこられました。 しかし、いつの日か歯医者に行けば「痛みがある」「グラグラしている」「持たないから」「もう使えないから」様々な理由で、歯科医院という体を治す機関に行きながら、その大切な体の一部を失ってしまうのです。
本当にその歯を抜いて良いものなのでしょうか。 最近では歯の本数と脳の関連性から、歯を失うと認知症になる確率が上がるという研究結果も発表され、また、運動能力、学習能力などにも、大きく関係すると言われています。「歯を抜く」ということは、実は「全身的疾患を誘発する」可能性が高くなることにも繋がります。
そして当院が「歯を抜かない」もう一つの理由。 ![]()
ある年のボランティア。私のもとに1人の8歳の子供が来ました。「歯が痛い」と言っています。ここでは、継続的治療が困難であること等の理由で、大きな虫歯や痛みを伴う場合は全て「抜歯」となってしまいます。私は彼の大切な歯を1本抜かざるを得ませんでした。 私はその世界の貧困の現実を知ると共に、ここでは力およばず歯を抜かざるをえない私でも、せめて、全てが揃い全てが満たされた条件で治療をさせて貰える日本では、決して皆さんの歯を抜くまいと誓いました。
当院が「1本の歯にこだわる理由」 院長: 関口 敬人 |